晴れコラム

2024.04.26
工務店とハウスメーカーの違いとは?家を建てるならどちらがいいのか比較

皆様こんにちは。

HARE CLASSの高橋です。

秋田で住宅購入をご検討されている方に向けて、情報発信をしております。

今回は「工務店とハウスメーカーの違い」について解説いたします。

工務店とは?

工務店は地域密着型で、お施主様の様々なご要望に応じてカスタマイズした住宅建築を得意としています。

地元の気候や文化を考慮した家づくりが可能であり、熟練の職人の手による細かな仕事が魅力的です。またお施主様との密接なコミュニケーションを重視し、柔軟に対応することができますし、ご自身の住宅を依頼される際にはその技術力や経験の深さを確認することが重要です。

ハウスメーカーとは?

一方でハウスメーカーとは、全国規模で活動する大手企業を指します。

各地域の特徴に合わせるというより、ハウスメーカーにて標準化されたプロセスを通じて一貫した品質の住宅を提供します。

コスト効率良く住宅建築を行う一方で、最新技術を取り入れた環境に優しい住宅も特徴です。

設計の自由度は限定されがちですが、メンテナンスやアフターケアは充実しています。

また、コスト面で見た時に地場工務店と比較すると高額になることが多いです。

一般的にハウスメーカーと呼ばれるのは、「積水ハウス」「セキスイハイム」「ダイワハウス」「住友林業」「ミサワホーム」「一条工務店」などでしょう。

工務店とハウスメーカーの違い

工務店とハウスメーカーではどちらも「お施主様に住宅を提供する」という面では同じです。

しかし工務店は「その地元で展開」しているにに対し、ハウスメーカーは「全国に展開」しているという違いがあります。

その違い以外にも以下に5つの違いをピックアップしましたので、一つずつ解説していきます。

1 建築コスト

工務店とハウスメーカーの違い2つ目は「建築コスト」です。

建築コストを見ると、ハウスメーカーよりも工務店の方が「建築コストが安い」傾向にあります。

なぜなら、ハウスメーカーはたくさんのお施主様に住宅を提供するために広告宣伝費や有名人の起用、展示場の管理費用などが多くかかります。

その費用が住宅価格に上乗せされますので、どうしても建築コストが高くなることが多いです。

一方、工務店では主なお施主様は地元の方であり、地元に家を建てられる方がほとんどです。

ですので、広告宣伝費を抑えることが可能となり、ハウスメーカーと比較しても低価格で住宅を提供することが可能です。

2 施工エリア

工務店とハウスメーカーの違い2つ目は「施工エリア」です。

地域に密着した工務店は、その地域の気候や特性を生かした家づくりが可能であり得意です。

一方で、ハウスメーカーは全国という広範囲にわたる施工エリアをカバーしております。

どのエリアでも同じ品質の家を建てられるメリットがあります。

つまりハウスメーカーは、秋田県で建てる住宅も九州地方で建てる住宅も同じ品質のものを提供できるということです。

秋田県での住宅建築を得意とするハレクレスでは、秋田県の気候や風土、特徴を理解した住いやすい住宅を提供しております。

ご自身が実際に住宅に住まわれた後のことを考え、工務店かハウスメーカーを選ばれるのが良いかと思います。

3 設計の自由度

工務店とハウスメーカーの違い3つ目は「設計の自由度」です。

工務店はお施主様の様々なご要望に応じた設計ができるため、比較的設計の自由度が高く、自分好みの家を建てたい人に適しています。

一方でハウスメーカーの住宅は標準化されたプランが多く、設計の自由度を求めれれるのであればあまり適していないと言えるでしょう。

しかし家づくりをスピード感を持って進めていかれたいのであれば、便利と言えます。

4 工期

工務店とハウスメーカーの違い4つ目は「工期」です。

ハウスメーカーの住宅は、設計から住宅の完成までのプロセスをマニュアル化されていることが多く、効率的に進めていくことが得意です。そのため短期間での住宅施工を得意とします。

一方で工務店は、お施主様のご要望を聞き、プラン設計、各種資材の加工なども自社で行うことが多いです。そのためハウスメーカーと比べると一般的には工期が長くなる傾向にあります。

ただ、工務店でも工期を短くするため社内マニュアルを整備しているところも増加しています。

工期の目安が、ご自身が求められるスピード感かどうかは実際依頼される工務店にお聞きになられる方が良いかと思います。

5 アフターメンテナンス

工務店とハウスメーカーの違い5つ目は「アフターメンテナンス」です。

ハウスメーカーは全国展開しておりますので、全国にアフターメンテナンスのネットワークがあります。ですので、アフターメンテナンスの質も標準化されたものを、どのエリアの方にも提供が可能です。

一方で工務店のアフターメンテナンスは、各工務店に委ねられているため工務店ごとにばらつきがあります。

つまり住宅を建てた後、数十年間のアフターメンテナンスを徹底している工務店もあれば、アフターメンテナンスでのトラブルも多い工務店も存在しているというわけです。

ご自身が建てられる住宅が、アフターメンテナンスが少なく済む住宅であれば最善ですが、アフターメンテナンスまでしっかりと親身になってお話ししてくれる工務店を選ばれることが大事かと思います。

住宅会社を選ぶ際のポイント

ここまで工務店とハウスメーカーの違いについて解説しておりますが、実際にご自身が住宅を建てられる際に大事にした方が良いポイントは何になるでしょうか。

私は「その土地に合った豊かな暮らしができる」住宅を一緒に考えてくれる会社かどうかという点がとても重要と考えております。

秋田であれば、秋田ならではの気候や風土、習慣があります。土地の形状や方位も様々です。といった特色を汲み取り、に沿った住宅、子育てしやすい、住いやすい住宅を選ばれるのがより望ましいのではないでしょうか。

まとめ

本日は「工務店とハウスメーカーの違い」を解説してまいりました。

秋田県にも住宅展示場があり、そこにはハウスメーカーの住宅が展示されているので、一度は目にされた方もおられるのではないでしょうか。

一方で工務店が建てた住宅を実際に目にする機会は少ないのではないでしょうか。

しかし工務店の建てた住宅を実際に見てもらえる場として、完成見学会やモデルハウスを構えている工務店もおられます。

実際にお話を聞くだけでは知ることのできない感覚は、目で見て判断してもらうことが一番かと考えております。

本コラムをお読みいただいている方は、秋田県のお施主様はもちろん全国で家づくりを検討中の方もおられます。

今回は工務店とハウスメーカーの違いを解説した内容となっておりますので、ご自身の家づくりの参考としていただければと思います。

この記事を書いた人
HARE CLASS担当
高橋 慎也
(有)大建 営業課長/宅地建物取引士
フリーペーパー編集長を経て独立後、大建でマイホームを建てたことがきっかけで無垢材で建てる本物の木の家づくりに共感し入社。
自身の家づくりの経験と1児の父として、子育て後の夫婦の暮らし方も見据えた家づくりへの想いを込めてハレクラスに関わらせていただいております。
趣味は山菜採り。釣り。料理。将来は畑を耕し、秋田の自然の中で半自給自足生活を楽しみたいと思っています。